- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2017/7/19 12:00)
【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手ダイムラーは18日、欧州で販売した300万台超のディーゼル車のリコール(回収・無償修理)を実施すると発表した。同社をめぐっては、独フォルクスワーゲン(VW)と同様の排ガス不正疑惑が浮上しており、独検察当局が捜査に乗り出している。
リコールの目的は、窒素酸化物(NOx)排出に関する技術的な改善で、ダイムラーは実施中の措置の大幅な拡大だと説明。費用として2億2000万ユーロ(約280億円)を新たに投じる。
同社に対しては、5月下旬に検察が家宅捜索を実施。南ドイツ新聞は12日、不正が疑われるディーゼル車が100万台超に上ると報じていた。
ダイムラーは声明で「ディーゼルエンジンをめぐる世論により、当社の顧客にも不安が生じている」とし、リコールがあくまで自発的な措置であることを強調した。
(2017/7/19 12:00)