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[ エレクトロニクス ]
(2017/7/24 05:00)
パナソニックとダイキン工業が、1999年に結んだ空調事業の包括提携を解消したことが分かった。提携で生産、開発、購買、リサイクルなどの協業を狙い、部材の共用化や共同調達、下位機種の相互供給などに取り組んだ。ただ、近年はそれぞれに買収などを重ねて独自に事業を強化しており、国内外では競合も増えた。冷媒の供給やリサイクル、化学材料の共同開発といった個別のテーマでは関係を継続する。
パナソニックとダイキン工業は提携解消に伴い、共同出資会社のパナソニック・ダイキン空調開発センター(滋賀県草津市)を、6月19日付で解散した。同社は00年に包括提携の一環で空調機器の共同開発を目的に設立したが、7―8年前から実質的な活動をしていなかった。
両社が包括提携した当時、家庭用空調トップのパナソニックと業務用トップのダイキンが強みを持ち寄って補完し合う「強者連合」として注目された。提携当初は、空調部品の共同...
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(2017/7/24 05:00)
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