[ 金融・商況 ]
(2017/7/25 13:30)
(ブルームバーグ)仮想通貨取引プラットフォーム運営のレッジャーX(本社ニューヨーク)は、仮想通貨のデリバティブ(金融派生商品)取引・決済機関として、米商品先物取引委員会(CFTC)から承認を得た。
レッジャーXのポール・チョウ最高経営責任者(CEO)は電話インタビューで、9月下旬から10月上旬にかけてビットコインの対ドルのオプションを1ー6カ月物で提供する計画だと説明。イーサリアムの通貨単位イーサを含む他の仮想通貨を対象とするデリバティブもその後予定していると述べた。
同CEOは「最初はある程度の規模とし、その後数カ月かけて大きくしたい。ヘッジを目的とする人々や、ポートフォリオに加えて分散投資に役立てるために新たな資産クラスへのエクスポージャーを求める人々、さらには将来的な仮想通貨値上がりの可能性を得たい人々がいる」と話す。
CFTCは24日の発表文でレッジャーXについて、100%担保付き仮想通貨スワップを対象とする米公認決済サービス業者になると説明。規制当局は今月に入り、同社による仮想通貨取引を認可していた。アルファベットのベンチャーキャピタル部門が支援するレッジャーXは、機関投資家が他の資産の価格変動に備えるのと同様に仮想通貨についてもリスクヘッジを行えるサービスを提供する。
同社ウェブサイトによると、レッジャーXは米国で現実決済される100%担保付きビットコインのオプションを扱う初の米公認取引所となる。
(2017/7/25 13:30)