[ 医療・健康・食品 ]

メガカリオン、iPS細胞で血小板量産 国内15社と連携

(2017/8/8 05:00)

  • ヒトiPS細胞由来血小板製剤の製造フローと要素技術の関係

メガカリオン(京都市下京区、三輪玄二郎社長、075・754・7426)は7日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を用いた独自の血小板産生技術を活用し、国内15社とのコンソーシアムを結成して製法を確立したと発表した。早期に臨床試験を開始し、再生医療等製品の早期承認制度を利用して2020年をめどに製造販売承認の取得を目指す。血液不足や免疫による拒絶反応など、献血での課題を解消する。将来は米国など海外への展開も視野に入れる。

同社はヒトiPS細胞から自己複製と凍結保存が可能な不死化巨核球前駆細胞を誘導し、安定的に大量の血小板を産生する技術を持つ。

量産実現のため、大量培養による血小板の産生を佐竹化学機械(埼玉県戸田市)と日産化学工業、分離精製と保存を大塚製薬工場(徳島県鳴門市)や川澄化学工業、京都製作所(京都市伏見区)、分析や試験をシスメックスやシミックホールディングスなどが担当する。

オープンイノベーションにより日本の技術を結集し、早期の実用化を図る。

(2017/8/8 05:00)

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