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[ 科学技術・大学 ]
(2017/8/10 05:00)
内閣府は12日に、地上の位置と時刻を正確に特定できる準天頂衛星「みちびき」3号機を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から、三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の国産ロケット「H2A」35号機で打ち上げる予定だ。米国や欧州の衛星測位システムより高い、数センチメートルの位置精度を生かし、自動運転や農業技術などに応用する。10月にも残り1機を打ち上げ、2018年度からの4機本格稼働体制へ移行する。
みちびきは日本版全地球測位システム(GPS)と呼ばれ、内閣府が運用する。1、2、4号機が静止軌道に対し軌道面を40―50度傾けた「準天頂軌道」を取るのに対し、3号機は気象衛星「ひまわり」などが飛行する上空3万6000キロメートルの静止軌道を周回する。
3号機は重さ4・7トン、高さ6メートル弱で、軌道上展開後の全長は約19メートルとなる。2―4号機の開発や運用、打ち上げなどにかかる費用は2000億円強。
(2017/8/10 05:00)
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