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(2017/8/15 05:00)
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6位 マツダ、燃費3割向上の新型エンジン 19年導入 「内燃機関の可能性追求」
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■解説:マツダ、燃費3割向上の新型エンジン 19年導入 「内燃機関の可能性追求」(8/9)
トヨタとの電撃的な資本提携発表のわずか4日後、今度は世界の自動車関係者をうならせる画期的な次世代エンジン技術をマツダが発表した。これまでクリーンな燃焼と大幅な燃費改善には、薄いガソリン混合気を圧縮してディーゼルエンジンのように自己着火させる「HCCI(予混合圧縮自動着火)」が次世代技術と目されていたものの、各社とも実用化に手こずっているのが現状だ。
それに対し、今回のマツダの「スカイアクティブ-X」ではHCCIの利点を取り込みつつ、プラグで点火する独自の「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」技術を世界で初めて開発。現行の「スカイアクティブ-G」に比べて回転全域でトルクを10%向上させるなど動力性能も改善させた。
世界が環境対応で電気自動車(EV)などの電動化に向かう中、内燃機関にこだわるマツダの意地を見せた格好。トヨタが同社をリスペクトするのもうなづける。
【マツダが8月8日に開催した技術開発長期ビジョン説明会の映像(「スカイアクティブ-X」の説明は25:50ごろから)(マツダ提供)】
(2017/8/15 05:00)