[ 医療・健康・食品 ]

日清食品、カップ麺などシニア向けに小容量化

(2017/8/29 05:00)

  • 「お椀で食べるカップヌードル 3食パック」(左)と「お椀で食べるチキンラーメン 3食パック」

日清食品(東京都新宿区、安藤徳隆社長、03・3205・5111)は高齢化の進行をにらみ、シニア市場の開拓を加速する。主力2ブランドの「カップヌードル」「チキンラーメン」で、高齢者向けに量を減らした3食パック商品を9月11日に発売する。丼ではなく、おわんに入るサイズをコンセプトとし、熱湯を注ぐだけで簡単調理できる特徴をアピール。2ブランドとも高齢者に知名度が高い強みを生かして、新需要を掘り起こす。

日清食品にとって、シニア向け商品は2016年発売した、ふかひれスープ味などの「カップヌードルリッチシリーズ」に続く、第2弾。今回の新商品は“お椀で食べる”カップヌードルやチキンラーメンのコンセプトのもと、1食の量を約30グラムに減らした。子どもが成人し、単身や2人暮らしの高齢者が多い実情を踏まえ、全体のサイズも一般ファミリー向けの5食パックでなく、3食パックにした。その分、価格が下がり、消費税抜きで230円となり、年金生活の高齢者が買いやすくなる。

カップヌードルは17年で発売46年、チキンラーメンは59年になる。子どもの頃から味を覚えて育っているのが強みで「60代はテレビ宣伝しなくとも、カップヌードルを選んで食べてくれる」(安藤社長)ありがたい存在だ。高齢者向けに市場深耕する必要があると判断した。

16年発売のリッチヌードルは舌の肥えた高齢者向けに開発、実売価格が一般カップヌードルより約50円高いが「売り上げは好調」(同)という。女性向けの低カロリー商品も発売している。

(2017/8/29 05:00)

建設・エネルギー・生活1のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン