[ ICT ]
(2017/9/4 05:00)
KDDIは子会社の国際ケーブル・シップ(KCS、川崎市川崎区)と共同で海底ケーブル敷設船を建造し、2019年度をめどに運航を始める。通信ケーブルや観測・資源探査ケーブルの敷設に加え、日本で初めて電力ケーブル工事に対応する。運用中の敷設船の老朽化が進んでおり、その代替として導入する。
新たな海底ケーブル敷設船の重量は約9500トン。全長113メートルで、全幅は21・5メートル。速力は13ノット、けん引力は80トン。定員は80人。船舶のプロペラ軸が水平方向に360度回転し、船の位置を定点で維持できるようにする装置などを採用。悪天候時の定点保持能力などを高めた。
KCSは海底ケーブル敷設船として2隻を運用し、太平洋・アジア海域に広がる光海底ケーブルネットワークの建設・保守に活用している。そのうち1隻は運用開始から24年が経過し、老朽化してきたため、新敷設船の建造を決めた。新敷設船は運用中の2隻に比べて航行距離や速度などが向上しており、全世界でのケーブル敷設工事に対応できる。
(2017/9/4 05:00)
電機・電子部品・情報・通信のニュース一覧
- チコーエアー、IoTに対応した集塵機−不具合検知に予備機起動(17/09/04)
- KDDI、ケーブル敷設船を建造−電力ケーブル工事に対応(17/09/04)
- デジタル印刷が拓く1to1ビジネス(3)リコージャパン、印刷以外も提案(17/09/04)
- 日本IBM、社内ログから攻撃検知できるセキュリティーサービス(17/09/04)
- TDK、来年10月めどに東京・中央区に本社移転-事業運営を効率化(17/09/04)
- 村田製作所、ソニーの電池事業を買収完了−中国・シンガポールで500億円投資(17/09/04)
- 米アップル、12日にiPhone発表−10周年記念モデル(17/09/04)
- 経営ひと言/マウスコンピューター・小松永門社長「機動力で対抗」(17/09/04)