[ ICT ]
(2017/9/9 05:00)
IoT(モノのインターネット)に関する世界のセキュリティー市場は2022年までに現在の6倍以上の44億ドル(約4800億円)規模に拡大する-。IoTの動向に詳しいドイツの調査会社IoTアナリティクス(ハンブルク)が6日、17-22年までのIoTセキュリティー市場についてのレポートをまとめた。
IoT関連のセキュリティーソリューションを提供する150社以上のベンダーや40以上のIoTセキュリティー導入プロジェクト、さらに25社以上の導入企業インタビューなどを通して分析した。
それによれば、17年のIoTセキュリティー市場は7億300万ドル(約770億円)と推測され、IoTの導入の加速とともに、新しい脅威やサイバー攻撃の発生を背景に、22年までに年平均成長率(CAGR)で44%以上という高い伸びを示すという。
また、IoTセキュリティー市場での現在のリーダーは米シスコシステムズ。同社の17年の市場シェアは7%と推測され、上位10社で市場全体の40%を占める。
レポートではそのほか、IoTセキュリティー分野の大手10社と、先端技術を持つベンチャー5社の内容も詳しく紹介。市場をソフトウエア、ハードウエア、サービスごとに分類し、12の産業別、21の技術別、7地域の地域別でも分析を加えている。
(2017/9/9 05:00)