[ 政治・経済 ]
(2017/9/9 05:00)
安倍晋三首相が新たに掲げた看板政策「人づくり革命」を推進する「人生100年時代構想推進室」(杉田和博室長=内閣官房副長官)が8日、発足した。幼児教育・保育の無償化や就職後の新たな学び直しなど長寿社会に合った働き方や学び方などを話し合う「人生100年時代構想会議」の議論を元に年内に中間報告を取りまとめ、2018年には新たな政策を打ち出す方針。
「人生100年時代を迎える。安倍政権の最大の課題だ」。茂木敏充経済再生・人づくり革命担当相とともに看板をかけた安倍首相は約30人の職員を前に「新たな日本を切り開いて欲しい」と訓示。茂木担当相も「新たなシステムをつくっていかなければならない」と戦後の企業の終身雇用制度、国民保険など社会保障制度が限界に来ているとした。
安倍首相が議長を務める人生100年時代構想会議には榊原定征経団連会長や神津里季生連合会長ら有識者議員13人のほか、茂木担当相や加藤勝信厚生労働相、林芳正文部科学相ら関係閣僚も参加する。初会合は11日に開かれる。
(2017/9/9 05:00)