[ 建設・住宅・生活 ]

日建連、土・日曜日は現場閉所−週休2日へ行動計画原案

(2017/9/25 05:00)

日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長=大成建設会長)は働き方改革を推進するため、基本方針などの施策をまとめた。週休2日制について土・日曜日の現場閉所を原則とし、2021年度末までの実現を目指す。業界の実態では「4週4―6休」が多いとされている。時間外労働の適正化については、段階的に残業時間を減らし、改正労働基準法施行後5年で時間外労働の上限規制が適用されるのに、対応できるようにする。

日建連は週休2日の実現に向け、行動計画の原案を策定した。工事現場では土日を休日とし、無理な場合は振替日を設ける。対象はすべての工事現場だが、すでに工期が決定した現場や災害復旧、東京五輪・パラリンピックなど特別な事情がある現場は、自主的に稼働日の削減目標を定める。

週休2日の実現に向け、適正工期設定の徹底化や、技能労働者の処遇改善に取り組む。週休2日実施に伴うコスト増も請負代金に反映させる。会員企業は各社ごとに行動計画を策定し、フォローアップする。

時間外労働の適正化では、改正労働基準法の19年4月施行を前提に、段階的に残業時間を削減。

残業時間は21年度までに月平均80時間、23年度までに同70時間とし、時間外労働の上限規制が適用される24年度からは同60時間とする。

(2017/9/25 05:00)

総合3のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン