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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/9/26 05:00)
石油化学大手は化学工場の設備点検にドローン(飛行ロボット)を活用する。旭化成は2019年の定期修理に合わせて導入する。出光興産はベンチャー企業と組んで実証試験を実施した。熟練作業者が減少傾向にあるほか、高所の点検は危険な作業があり、ドローンの活用余地は大きい。経済産業省も17年度からIoT(モノのインターネット)やビッグデータ(大量データ)の活用に積極的な事業所の認定制度を始めるなど、化学工場のスマート保安を推進している。
旭化成は水島製造所(岡山県倉敷市)の定期修理時にドローンを活用する。高さ100メートル超の自家発電の煙突など高所で、設備外観の診断に使う計画。高所作業に必要な足場が不要でコスト削減につながる。
出光興産は自律制御システム研究所(千葉市美浜区)と共同で、千葉工場(千葉県市原市)でドローンのデモ飛行を行った。フレアー設備(廃ガス燃焼設備)を高さ25メートルで撮影し、...
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(2017/9/26 05:00)
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