[ ICT ]
(2017/9/28 11:00)
【シリコンバレー時事】米IT大手アマゾン・ドット・コムは27日、同社の会話型人工知能(AI)「アレクサ」を独高級車メーカーBMWと傘下の小型車ブランド「ミニ」の全車種に搭載すると発表した。2018年半ばから米国と英国、ドイツで販売される車に装備される。
音声による指示でカーナビや音楽再生の機能を使える。自宅の家電がインターネット接続に対応していれば帰宅前に車内から部屋の室温を調節したり、玄関灯をつけたりすることもできる。会話型AIは「つながる家電」の中核的役割を担うとされ、自動車メーカーを巻き込んだ主導権争いが激化している。
一方、アマゾンは14年に初代を投入した会話型AI搭載のスピーカー端末「エコー」を刷新し、10月末に米国で発売すると発表。従来より音質を向上させ、価格は99.9ドル(約1万1000円)に引き下げた。12月にAIスピーカー市場に参入する米アップルに対抗する。
(2017/9/28 11:00)