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[ 環境・エネルギー ]
(2017/10/2 05:00)
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や豊田通商、川崎重工業など7社・団体は、11月下旬から北海道で風力発電由来の水素をボイラの熱源として利用する実証試験を始める。製造時に二酸化炭素(CO2)を発生しないクリーンな水素を熱エネルギーとして用いる。不安定な風力発電による電力を水素に転換・貯蔵することで、燃料として有効活用するシステムの開発を目指す。
北海道苫前町にある町営の風力発電施設で実証する。NEDOと豊田通商、川重、NTTファシリティーズ、フレイン・エナジー、テクノバ、室蘭工業大学が参画する。
実証は川重が開発した水電解装置(写真)で、風力発電による電力を電気分解し水素を製造する。水素はフレイン・エナジーの装置でトルエンと反応させ、常温で運べるMCH(メチルシクロヘキサン)を生成。これを需要先に陸上輸送で配送する。
需要地で脱水素装置によりMCHを水素とトルエンに分離し、水素と液化石油ガス(LPG)を混焼ボイラで熱利用する仕組み。
(2017/10/2 05:00)
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