[ ロボット ]
(2017/10/3 05:00)
オムロンは2日、独自開発した4代目の卓球ロボット「フォルフェウス」に、サーブや対戦相手が仕掛けるスマッシュに対応する機能などを搭載したと発表した。人工知能(AI)による時系列深層学習(ディープラーニング)や、ロボットの同期制御などを活用して実現。これらの技術は、車載用の運転手の状態判定や部品などを取り出すピッキング作業の自動化など、同社の事業へ応用しているという。
フォルフェウスは人体センサーにより対戦相手の肘や頭の位置を検知し、時系列ディープラーニングにより解析。スマッシュを打つ気配を読み取り、返球の軌道を予測する。サーブはトス用とスイング用の2種類のロボを、100分の1秒以下の精度で同期制御。世界で初めて実現した。宮田喜一郎執行役員専務最高技術責任者(CTO)は、「卓球ロボットは我々の技術のアイコン(象徴記号)。通常商品の要素技術を組み合わせて実現している」と、技術力の高さを示した。同社は卓球ロボを2014年に国内で初めて公開した。(京都)
(2017/10/3 05:00)
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