バニヤンと神戸大、スカパーに雲観測技術 全天球画像をＡＩで自動分析

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  船舶から撮影した全天球画像のサンプル

【神戸】バニヤン・パートナーズ（東京都渋谷区、釣文男社長、０３・６４３４・７６３４）は、神戸大学と共同で、人工知能（ＡＩ）技術を利用した「雲観測自動化システム」の開発をスカパーＪＳＡＴ（東京都港区）から受注した。受注額は約２０００万円。現状の目視による雲の観測を自動化することで、雲観測の精度向上と作業の効率化につなげる。

同システムは、船上に設置する全天球カメラで撮影した空の画像を衛星回線で収集、画像データをＡＩ解析し、気象庁が定める「雲量」と「雲の状態」の観測結果を導き出す。

２０２０年３月までにシステムを構築し、スカパーＪＳＡＴが開発する「海上気象観測の自動観測・自動送信システム」に組み込む。将来的に一般船舶などへの搭載を計画する。