米オン・セミコン、富士通セミコン製造子会社を買収−20年前半に100％に

米オン・セミコンダクターは１０日、２０２０年前半をめどに富士通セミコンダクター（横浜市港北区）の半導体製造子会社「会津富士通セミコンダクターマニュファクチャリング」（福島県会津若松市）を買収すると発表した。オン・セミコンダクター製品の製造移管が進んだことから、傘下に収める。

現在、オン・セミコンダクターは会津富士通の株式１０％を保有する。まずは１８年４月１日付で２１億円を投じ、３０％の株式を追加取得する。さらに１８年後半に出資比率を６０％に、２０年前半に１００％に引き上げる計画だ。

会津富士通は１４年に設立され、自動車向けＬＳＩなど、オン・セミコンダクター製品の製造移管を進めてきた。需要が拡大する中でオン・セミコンダクター製品の製造比率が高まってきたことから、今回、出資比率の引き上げを決めた。