[ 科学技術・大学 ]

名大、べん毛モーター 詳細構造を解明

(2017/10/16 05:00)

  • 前進と後退時のモータークラッチ部位構造。研究から明らかになった野生型と時計回転バイアス変異体のFLiG分子のモデル。赤で示したα1部位に大きな変化が見られた(名大提供)

【名古屋】名古屋大学大学院理学研究科の本間道夫教授らは、細菌のナトリウムイオンで回転運動する分子ナノマシン(ナノは10億分の1)である「べん毛モーター」の詳細な構造を解明した。ビブリオ菌の変異株を用い、べん毛モーターを分離せずに細菌の膜に埋まったほぼ生の状態で観察。皮を被り、多数の対称性を持つリング構造だと分かった。

ビブリオ菌のべん毛は通常1本だが、変異株は10本以上生える。

(2017/10/16 05:00)

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