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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/10/20 05:00)
富士経済(東京都中央区、清口正夫社長、03・3664・5811)は19日、ポテトチップスの2017年の国内市場規模が前年比4・1%減の1031億円の見込みと、2年連続マイナスになるとした調査結果を発表した。16年に北海道が台風被害を受けたことで原料不足となり、大手3社が一時、一部商品の販売を止めた影響が出た。
ポテトチップスは13年にカルビーの「堅あげポテト」、山芳製菓の「わさビーフ」の好調、14年は湖池屋の「頑固あげポテト」がヒットし、市場規模は1000億円を突破した。15年は「カルビーポテトチップス」がリニューアルや増量、販促強化で高成長し、国内市場規模は同6・0%増の1102億円となった。だが、16年は春のジャガイモの供給不足から生産・販売の調整を余儀なくされたほか、同年8月に主要生産地の北海道が台風被害に遭い、市場は同2・5%減の1075億円に縮小した。富士経済は、今後も台風など自然災害の影響を受ける可能性があるものの、製法や産地にこだわったプレミアム商品の強化や食事メニューへの利用提案が進んでおり、市場は堅調に推移すると分析。20年の市場規模は17年見込み比5・2%増の1085億円と予測した。
(2017/10/20 05:00)