[ 政治・経済 ]
(2017/10/23 12:00)
【ワシントン時事】トランプ米大統領は21日、ケネディ大統領暗殺事件(1963年11月)に関し、これまで非公開だった資料を法律の規定に沿って26日までに公開するという基本方針を明らかにした。
92年の法律で25年後までに公開すると定められた期限が迫る中、大統領が一部資料の開示を阻止する公算が大きいとの報道もあり、公開の原則を改めて確認した。
トランプ大統領は21日、「(資料に関して)追加情報を受け取るかにもよるが、大統領として私は、長く非公開・機密扱いのJFK(ケネディ氏)資料の公開を許可する」とツイッターに書き込んだ。
ホワイトハウスは、関係機関が非公開を正当化する説得力のある明確な主張をしない限り、大統領は文書を公開すべきだと考えていると説明した。
政治ニュースサイトのポリティコによれば、ホワイトハウス当局者は、比較的最近の90年代に作成された機密資料もあり、公開しても国家安全保障に害がないか懸念もあると明らかにした。
ワシントン・ポスト紙(電子版)によれば、ケネディ氏暗殺事件を研究する専門家たちは、公開される資料の中に重大で驚くべき事実が含まれているとは考えていない。
(2017/10/23 12:00)