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[ 環境・エネルギー ]
(2017/11/1 05:00)
【名古屋】中部電力は2020年をめどに環境負荷を軽減するヒートポンプ技術を実用化する。地球温暖化の影響が小さい冷媒を用いたヒートポンプの20年前後の実用化を目指すほか、冷媒不要な磁気ヒートポンプを20年に製品化する。磁気ヒートポンプは現時点で実用化されていない。ヒートポンプの拡販につなげ、電気を使う顧客の確保、開拓を図る。
新冷媒は地球温暖化係数(GWP)が1以下のハイドロフルオロオレフィン(HFO)。エアコンで主流のハイドロフルオロカーボン(HFC)よりGWPが大幅に低く、自然冷媒の二酸化炭素(CO2)よりも低い。
ただ熱交換性能が劣るほか、燃焼性があるのが課題。実用化に向け、ほかの冷媒と混合して性能向上や燃焼性低減を図る。その場合、沸点が異なる材料が混在するため原材料バランスを最適化する。給湯温度は45―90度Cを想定。HFOを大量に使用する設備はまだ少ない。機械加工部品の洗浄や乾...
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(2017/11/1 05:00)
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