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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/11/1 05:00)
日産自動車は31日、無資格の従業員が完成検査に携わっていた問題で、日産自動車九州(福岡県苅田町)で再発防止策を実施し、国内向け車両の生産再開に向けた準備が整ったと発表した。追浜工場(神奈川県横須賀市)などほかの国内5工場でも3日までに順次対策を講じた上で、国土交通省の確認を経て生産を再開する。
再発防止策として、社内教育などを通じて社員の法令順守意識を徹底するほか、完成検査の区域を囲い込んで完成検査員のみ立ち入れる環境の整備や、完成検査工程が正しく運営されているかなどを維持・確認する体制を構築。当面は外部の監査も実施する。また完成検査工程を変更する場合は、工場長の承認を得た上で国交省に届け出るようにする。
日産は今回の問題を受け、10月17―19日以降すべての国内工場で国内向け車両の出荷を停止している。国内販売への影響について「10月は登録車ベースで前年同月比50%程度減る」(日産)との見通しを示した。
(2017/11/1 05:00)
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