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[ エレクトロニクス ]
(2017/11/6 05:00)
東芝は自動車向けを中心とした需要増をにらみ、パワー半導体事業で増産体制を整える。2017年度中にシリコン(Si)パワー半導体の生産能力を現在比20%引き上げる。次世代の炭化ケイ素(SiC)パワー半導体では大口径化を進め、生産能力を同5倍に高める。同事業で売上高ベースで年率5%の成長を目指す。半導体メモリー事業売却後の半導体部門の中核となるパワー半導体事業の拡大は、同社の成長戦略に必須となる。
東芝のパワー半導体事業の16年度売上高は、900億円前後とみられる。メモリーを除く半導体事業の16年度の売上高は3417億円。同事業は19年度に売上高を4400億円に、16年度売上高利益率(ROS)3%を19年度には7%にする目標を掲げる。
パワー半導体は安定的な市場が見込める。さらに今後は電気自動車(EV)などを中心に、車載向け市場の成長が期待できる。
17年度はパワー半導体や大規模集積回路(...
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(2017/11/6 05:00)
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