[ ICT ]
(2017/11/9 07:00)
(ブルームバーグ)スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の後を継ぐ画期的な製品を追求している アップルは、拡張現実(AR)ヘッドセットの技術を2019年に確立させることを目指しており、20年にも製品を出荷する可能性がある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
現在の仮想現実(VR)ヘッドセットがスマホをエンジンとスクリーンとして活用しているのと異なり、アップルのARヘッドセットは独自のディスプレーを有し、新たな半導体と基本ソフト(OS)で作動すると、関係者が匿名を条件に語った。開発期間は極めて意欲的で、まだ変わる可能性があるという。
VRがユーザーをデジタルの世界へと導くのに対し、ARはイメージとデータを実際のものと重ね合わせる。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、ARはVRほど違和感がなく、スマホのように画期的となる潜在性があると考えている。同CEOは最近の電話会議で、「端的に言えば、ARはテクノロジーの使い方を永遠に変えると確信している」と語った。
アップルはコメントを控えた。
原題: Apple Is Said to Ramp Up Work on Augmented Reality Headset(抜粋)
(2017/11/9 07:00)