[ 政治・経済 ]
(2017/11/17 17:00)
ハガティ駐日米大使は17日、東京都内で記者会見し、トランプ米大統領訪日時の日米首脳会談で、対日貿易赤字を解消するための手段の一つに日米自由貿易協定(FTA)が含まれると想定し、議論が行われていたことを明らかにした。日本政府は首脳会談に関し、米側からFTAへの言及はなかったと説明しており、日米間の認識の違いが表面化した格好だ。
ハガティ氏は会見で、6日に行われた日米首脳会談について「経済関係を強化し、貿易赤字に対応するため、FTAを含めたあらゆる選択肢について議論した」と説明した。2国間協議より、環太平洋連携協定(TPP)署名11カ国の協議を優先したい日本の立場に理解を示しつつ、「時期は分からないが、日米FTAが実現する可能性は非常にある」と期待を語った。(時事)
(2017/11/17 17:00)