[ 機械 ]
(2017/11/27 05:00)
【京都】オムロンはマシニングセンター(MC)のIoT(モノのインターネット)活用で、金型の加工時間を従来比40%短縮し、工具摩耗量を20%低減する技術を確立した。加工時に発生する振動をセンサーで捉え、工具の送り速度を調整。IoTでデータ収集、分析、制御フィードバックを行い、最適な加工条件に自動制御する。IoT活用事例として顧客に提案する。
MCの固定治具に取り付けた振動センサーで、工具への抵抗値を把握する。加工時の振動が大きいと、工具への抵抗値が上昇するため、送り速度を緩める。逆に抵抗値が低いと送り速度を速めるなど、最適値に近づける制御をプログラマブルロジックコントローラー(PLC)で行う。
10月から工場の各種機器のデータを収集、分析し、生産性向上などにつなげる仕組みの提供を始めていた。
(2017/11/27 05:00)