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[ エレクトロニクス ]
(2017/11/27 05:00)
ルネサスエレクトロニクスは月内に、人工知能(AI)技術を搭載した半導体の提供を始める。AI半導体を組み込んだユニットを生産ラインに設置すると、高精度な異常検知ができるようになる。将来は売上高150億―200億円の事業に育て、マイコンを含む産業用半導体のシェアを現在の30%から40―50%に引き上げる。チップレベルで低コストにAIによる推論処理を行う半導体を競合の米メーカーに先駆けて投入し、スマートファクトリーにおける組み込み用半導体の覇権獲得を狙う。
AI技術を応用した半導体は、米インテルや米エヌビディアなども開発している。ただこれらは学習のための演算処理に特化しており、学習モデルを使ったデータの推論までは行っていない。
ルネサスのAI半導体は生産ラインからセンサーで取得した電流や電圧、振動といったデータを収集してパソコンなどに送り、設備の異常を判断する学習モデルを作成する。そのモ...
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(2017/11/27 05:00)
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