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(2017/11/28 05:00)
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■解説:【電子版】日本はアジアで最下位、高度外国人にとって魅力ない国-世界人材ランキング(11/21)
海外での日本人気はとどまることを知らず、訪日外国人の数はうなぎ上り。それとは裏腹に、研究やビジネスにかかわるトップ人材がわざわざ日本にやって来る動機付けは、それほど強くはないようだ。
ノーベル賞級の研究者を抱える大学研究室や世界最先端の研究開発案件を手がける企業ならいざ知らず、言葉の問題をはじめ、報酬や仕事での権限や自由度、起業のしやすさなど、さまざまな面で日本の研究・ビジネス環境が見劣りするのは事実だろう。
逆に、世界中から優秀な人材を引き寄せてきたのが、科学技術やITなどでトップレベルの米国だ。ただ、トランプ政権になり、テロ対策や米国人の雇用機会を奪っているとして、専門技術を持つ外国人向け査証「H-1Bビザ」を認めない政策を打ち出し、国内外で大きな議論を巻き起こした。その結果、優秀な外国人材が米国以外を目指し、お隣のカナダではITのレベルがさらに上昇、世界有数の人工知能(AI)の研究開発拠点ともなっている。
日本でも、とりわけIT系スタートアップでは外国人とチームを組み、ダイバーシティーを生かして世界を視野にビジネス展開を図ろうとしているところが目につく。トランプ政権の今こそ、日本にはとってチャンスかもしれない。
(2017/11/28 05:00)