[ ロボット ]
(2017/11/29 05:00)
【横浜】アサイ・エンジニアリング(横浜市磯子区、浅井伸一社長、045・773・3225)は、新陽冷熱工業(神奈川県小田原市)、知能機械研究所(東京都世田谷区)と、農家などでの鳥獣被害を防ぐロボット「でん助」の試作品を共同開発した。発光ダイオード(LED)ライトのフラッシュや「鳴き声」を発し、鳥獣を脅かす。自動走行など改良を進め、2018年をめどに販売する。
ソーラーパネルなどを手がける新陽冷熱工業からの委託でロボットを開発した。神奈川工科大学の兵頭和人教授が制御部を監修した。
試作品はスマートフォンなどの端末にコントローラーをつないで操作する。鳥獣に近付き、頭のドーム部分に搭載した青と白のLEDライトが発光する。ライトは照射対象に向けて回転できる。スピーカーから猛獣の鳴き声を模した音声を発するほか、空気を放出したり、頭部が伸びるといった仕掛けもある。
新陽冷熱工業はソーラーパネルの設置場や周辺農家の農作物がイノシシやカラスなどの被害に遭っていたことからロボット開発を依頼。高齢化や人手不足が深刻な農家などを対象に販売する。商品化に向け、畑など広範囲に設置したセンサーに反応して自動でターゲットまで走行し、仕掛けを発動できるようにするなど改良する。
アサイ・エンジニアリングと新陽冷熱工業は同製品を29日から東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる「2017年国際ロボット展」で展示する。
(2017/11/29 05:00)
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