[ ロボット ]
(2017/11/29 05:00)
ライフロボティクス(東京都江東区、尹祐根(ゆん・うぐん)社長、03・6458・8258)は、人と協調作業できる産業用ロボット「CORO(コロ)」と空圧式収縮ハンドを組み合わせた食品業界向けシステムを開発した。生卵や梅干しなども割ったり傷つけたりせずに搬送できる。機能を改善して幅広い食品工場へ提案していく考え。
システム構築企業と連携して開発した。3―5本の指を持ったハンドが、空気圧を調整して的確に食品をつかむ。ひじきやパスタをつかんで袋に詰める、タマゴを箱詰めするといった搬送作業に向くという。機能を改善しコロの作業オプションとして提案していく。
現状は搬送作業に向く。厳密な位置精度を持たず、作業スピードも遅いことが課題。ユーザーとも連携して解決し、加工や盛り付けなど幅広い工程での採用を目指す。
コロは狭小空間で人と一緒に安全に働くことを目的に開発。肘回転関節をなくしたのが特徴で、アームのシンプルな動作で人の専有面積より狭い範囲での動作を可能にした。
(2017/11/29 05:00)