[ ロボット ]
(2017/12/1 05:00)
アズビルは力覚と視覚機能を持つ垂直多関節型ロボット(写真)を開発した。ロボットを手で動かしながら、作業の動作を設定できる。そのため大まかな設定でも精緻に動く。人との協調型ロボットで、精密品の製造工程や、ロボットの専門知識を持つ担当者がいない中小企業の生産ラインへの導入を想定している。今後、商用化に必要なアプリケーション(応用ソフト)の開発も進めて顧客を開拓する。
従来型の産業用ロボットは稼働させるのに複雑な動作設定が必要だったが、新型ロボットは導入しやすくした。力加減を制御しながら、柔らかい物や傷つきやすい物を持つことができる。画像認識技術により対象物の形状や位置を把握し、作業の精度を高める。
また、衝突検知機能を搭載し、軽い接触で停止することで安全性を向上させた。人との協調動作に対応するロボットとして工場への導入を目指す。
(2017/12/1 05:00)