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[ 科学技術・大学 ]
(2017/12/1 17:00)
人工衛星の破片などのごみ除去を目指すベンチャー企業、アストロスケール(シンガポール)は1日までに、同社初の人工衛星「IDEA OSG1」の打ち上げが失敗したとみられると明らかにした。
11月28日に他の複数の人工衛星とともに、ロシアからソユーズロケットで打ち上げられたが、予定の軌道に乗らず通信不能になった。
同社はホームページで、すべての衛星が失われたとみられると説明。現在も情報収集を続けているが、「データが得られず非常に失望した」とした。
IDEA OSG1は縦横40センチ、高さ60センチの小型衛星で、人工衛星や宇宙ステーションなどに悪影響を及ぼす可能性がある宇宙ごみの分布を観測する計画だった。
アストロスケールは2013年に設立され東京都内に研究拠点がある。切削工具メーカーのオーエスジーやANAホールディングスなどが出資している。(時事)
(2017/12/1 17:00)