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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/12/2 07:30)
三菱マテリアルと東レはそれぞれ1日、製品データ改ざんが発覚した子会社の社長が同日付で辞任したと発表した。経営責任を取らせた形で、事実上の更迭とみられる。神戸製鋼所から始まった一連の品質不正で経営トップの退任は初めて。
三菱マテと東レはともに外部有識者を交えて原因究明を進めているが、今後は親会社のグループ企業の統治能力も問われそうだ。
水や油などの漏れを防ぐ樹脂製シール材の品質不正を行っていた三菱電線工業(東京)の村田博昭社長(60)が退任し、後任に三菱マテの高柳喜弘執行役員(54)が就任した。村田氏は取締役にはとどまる。
タイヤ素材などの品質データを改ざんしていた東レハイブリッドコード(愛知県西尾市)では、鈴木信博社長(64)が東レの青木正博生産技術第1部長(56)と交代した。東レは、今回の人事について「引責処分」(広報室)と説明した。(時事)
(2017/12/2 07:30)