[ ロボット ]
(2017/12/5 05:00)
GROOVE X(GX、東京都中央区、林要社長、03・6328・0757)は4日、スパークス・グループが運営する未来創世ファンドと産業革新機構から最大64億円を第三者割当増資で調達すると発表した。資金はGXが2019年の発売を目指す新世代家庭用ロボットの開発資金などに活用する。GXの調達額は累計80億円になる。出資受け入れに伴い、11月29日付で非常勤社外取締役を両社から1人ずつ受け入れた。
GXが開発するのは心を満たすことが目的のロボット。ラブとロボットを融合する「ラボット」をコンセプトネームにしている。製品発表は18年末の予定で、調達した資金は開発のほか、製品発表やマーケティング費用に利用する。
4日にGX本社で開いた会見で、革新機構の土田誠行専務は「GXは心の分野で役立つロボットの実現を目指している。ユニークな分野で民間が出資するのが難しい」と出資理由を述べた。
GXは、ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」の開発責任者を務めた林要社長が15年に立ち上げたロボット開発ベンチャー企業。
(2017/12/5 05:00)