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[ エレクトロニクス ]
(2017/12/13 05:00)
米SEMIは12日、2017年の世界の半導体製造装置販売額が前年比35・6%増の559億ドル(約6兆3000億円)と、過去最高となる見通しを発表した。これまでの過去最高額は、00年の477億ドルだった。IoT(モノのインターネット)技術や人工知能(AI)の普及に伴い、18年も半導体の需要が膨らみ、17年比7・5%増の601億ドルとなる見込み。
米SEMIは半導体製造装置・材料の国際団体。
調査によると、半導体ウエハー表面への回路の焼き付けといった「前工程」で使う装置の17年販売額は、前年比37・5%増の450億ドルとなる見通し。またウエハーの製造などに使う「その他前工程装置」は同45・8%増の26億ドルを見込む。このほか半導体の組み立てやパッケージングに使う装置は同25・8%増の38億ドル、半導体の性能検査装置は同22・0%増の45億ドルを予測する。
地域別の市場では韓国が約178億ドルと、初めて首位になる見通し。12年から5年連続で首位の台湾は、126億ドルの2位になる見込み。日本は60億ドルで4位と予測した。
18年の成長率は中国が最も高く、17年比49・3%増の113億ドルの見込み。
また韓国が約169億ドルで首位を維持するとみられる。
(2017/12/13 05:00)