[ ICT ]
(2017/12/14 05:00)
大阪大は13日、教育用の計算機システムに外部から不正アクセスがあり、教職員や学生ら約6万9500人の個人情報が漏えいしたと発表した。氏名や所属、大学発行のメールアドレスなどで、元教職員や元学生も含まれている。悪用などの被害は確認されていないという。
阪大によると、5月18日~7月4日の間、教員1人のIDでシステムに不正ログインされた。仕掛けられた不正プログラムで管理者IDを盗まれ、情報がダウンロードされた形跡があった。
さらに、教職員59人のIDで別の学内システムに不正アクセスされ、人事や給与に関する情報が添付されたメールなどが閲覧された可能性があるという。外部関係者の情報も含まれ、不正アクセス元は海外の3カ国だった。
阪大は「極めて重大な問題と受け止め、個人情報の取り扱い、IDとパスワードの適切な管理について一層の周知徹底を図る」としている。(時事)
(2017/12/14 05:00)