[ 政治・経済 ]
(2017/12/20 05:00)
政府の地震調査委員会は19日、北海道・十勝沖から択捉島沖に至る千島海溝沿いの海溝型地震の長期評価(第3版)を公表した。日本海溝沿いで東日本大震災の超巨大地震(マグニチュード=M9・0)が起きたことを踏まえ、M8・8以上の地震が今後30年以内に発生する確率は7―40%と評価。17世紀の前回地震から400年程度経過しており、「切迫性が高い」としている。
平田直委員長(東京大学教授)は「千島海溝沿いでも東日本大震災のような大きな地震や津波が起きる可能性が高い。十分注意してほしい」と話している。前回の評価は2003年の十勝沖地震(M8・0、最大震度6弱)の翌年に公表しており、改訂は13年ぶり。
千島海溝では日本海溝と同様に陸のプレートの下に海のプレートが沈み込んでおり、境界が急に滑ると地震が起きる。海溝寄りの浅い境界で起きると津波が発生しやすい。
(2017/12/20 05:00)
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