【電子版】米北東部で大雪、NYは非常事態宣言 空港閉鎖で欠航4000便超

雪に覆われたニューヨークのジョン・F・ケネディ空港（4日、AFP＝時事）

　【ニューヨーク時事】米北東部は4日、発達した低気圧に伴う大雪や強風に見舞われ、ABCテレビによると、少なくとも6人が死亡した。ニューヨーク市で非常事態が宣言されたほか、各地で停電が発生し、学校も休校となった。ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港は閉鎖され、米国を発着する4000便以上が欠航になるなど交通への影響が拡大した。

　大雪は北東部沿岸部の広い範囲で観測され、CNNテレビによると、暴風雪警報の対象者は少なくとも800万人に上るという。

　降雪や高潮で立ち往生する車両が相次ぎ、車のスリップ事故などでノースカロライナ州やバージニア州などで死者が出た。

　米メディアは今回の低気圧を「爆弾低気圧」と報道。北東部に至る前には、南部フロリダ州に約30年ぶりの降雪をもたらした。気象当局によると、北東部は週末にかけてさらに冷え込む見通しで、各地で記録的な低温を観測する可能性がある。