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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/1/10 11:00)
第一弾は全固体電池素材ベンチャーへ
ルノー・日産自動車・三菱自動車の3社連合が今後5年間にモビリティーの新興企業に最大10億ドル(約1130億円)を投資する。運輸セクターが急激に変化する時代に新技術で攻勢をかけたい意向だ。
9日の発表資料によると、3社連合はベンチャー・キャピタルファンドの1年目に最高2億ドルを投資する予定。「アライアンス・ベンチャーズ」と呼ばれる同ファンドは電動化や自動運転、コネクティビティー、人工知能(AI)の新たな発展に資金を供給する。
アライアンスの会長を務めるカルロス・ゴーン氏は米ラスベガスでブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューに応じ、「われわれだけでできるとは思わない」と述べ、スタートアップ企業や外部パートナーの創造力の必要性に言及した。
同ファンドの最初の戦略的投資先は、米マサチューセッツ州を拠点にコバルトフリーの全固体電池素材を開発するアイオニック・マテリアルズとなる。3社連合は昨年9月、走行可能距離を伸ばしバッテリーコストを抑えた新型電気自動車を2022年までに12車種投入する計画を発表していた。(ブルームバーグ)
(2018/1/10 11:00)