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[ 化学・金属・繊維 ]
(2018/1/11 05:00)
三菱ケミカルは二酸化炭素(CO2)や酸素のバリアー性を高めたペットボトルを、レモンやオレンジなど果汁飲料に展開する。内側にダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)の薄膜を形成した構造で、味や香りの成分を吸着しにくい特性をあらためて訴求し、ガラス瓶や缶からの代替を促す。使い切るまで薬効成分を残す効果も期待できることから、医薬品の用途も開拓する。
三菱ケミカルはこれまでDLCペットボトルの高いバリアー性を前面に打ち出し、鮮度を重視するワインや清酒、ビール、コーヒー豆といった容器への採用につなげてきた。ただ、最近は成分の吸着を抑える用途での引き合いも増加。これを踏まえ鮮度と味・香りの維持に加え、独自の薄膜技術で鮮やかな色味を損なわない利点も強調することにした。
一方の医薬品向けは薬効成分によって効果が異なるほか、耐吸湿性など飲料用よりもう一段高いバリ...
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(2018/1/11 05:00)
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