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[ エレクトロニクス ]
(2018/1/12 15:30)
東芝は12日、子会社だった米原発大手ウェスチングハウス(WH)の経営破綻に伴い、米スキャナ電力に対して負っていた債務保証の残額18億6050万ドル(約2102億円)を一括返済したと発表した。既に支払い済みの280億円と合わせ、同電力に絡む保証債務は完済。昨年12月には米サザン電力分も返済しており、WH破綻に伴う債務の支払いは全て完了した。
WHは、米国でスキャナ電力とサザン電力から計4基の原発建設を受注していたが、昨年3月末に経営破綻したため親会社の東芝に債務保証の義務が生じていた。WH破綻に伴う東芝の支払額は計6505億円に達した。
今後、東芝は保証債務の支払い完了を受けて、自らが持つWHへの債権売却を進めることで税負担を軽減。今年3月末までに負債が資産を上回る債務超過から脱却する見通しだ。(時事)
(2018/1/12 15:30)