[ ICT ]
(2018/1/25 14:00)
(ブルームバーグ)米アップルは24日、今春リリースする「iPhone(アイフォーン)」向け基本ソフト(OS)の更新版「iOS11.3」で、旧機種のバッテリーを長持ちさせるために減速させる機能をオフにできるようにすると発表した。
アップルはiOS11.3を開発者向けにテスト用として同日リリースした。最新OSでは、病院の受診記録へのアクセス機能や、「X(テン)」向けの新しい「アニ文字」のほか、「アップル・ミュージック」サービス用のビデオ機能なども追加される。
更新版のインストール後は、ユーザーはバッテリーの状態を確認できるようになるほか、動作を減速させる不人気な機能をオフにできる。アップルは昨年12月、一部の旧機種のバッテリー寿命を延ばすため意図的に減速させていることが発覚し、批判されていた。更新版ではバッテリー交換時期を知らせる機能も導入する。
今回のアップデートでは既に搭載されている健康アプリに新たな機能が加わり、ユーザーは過去に受けた治療や検査結果といった受診関連の履歴を引き出せるようになる。この機能に関連して12の病院と提携したという。
原題: Apple to Release Option to Disable Tool That Slowed Old iPhones(抜粋)
(2018/1/25 14:00)