[ 機械 ]
(2018/2/1 05:00)
コマツの鉱山向け無人ダンプトラック運行システム(AHS)が商用導入から10年が経過し、豪州・北米・南米での稼働が100台を超えた。
同社のAHSは3カ国の6鉱山・3鉱石運搬で24時間稼働している。2017年末時点までの累計総運搬量は15億トンに達した。有人オペレーションに比べ安全性は格段に高まると評価されるほか、生産性も有人稼働の積み込み・運搬コスト単価に比べ15%超のコスト削減効果が実証されている。
同社は08年1月にチリ・コデルコと共同でAHSの同社銅鉱山への商用導入に世界で初めて成功。同年末に豪州のリオ・ティントの鉄鉱山でもAHSを導入。現在までに4鉱山で稼働している。さらにカナダのサンコーのオイルサンド鉱山の一部でAHSの試験導入を支援している。
また、有人稼働の大型ダンプトラックを無人化できるAHS改造後付キットを開発し、16年にリオ・ティントから29台分を一括受注した。
(2018/2/1 05:00)