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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/2/2 05:00)
三井造船と常石造船(広島県福山市)は1日、商船事業での業務提携で合意したと発表した。提携により設計開発力やコスト競争力を強化するほか、人材の相互融通や部材の共同調達など、踏み込んだ協業を模索する。三井造が造船事業で包括的に業務提携するのは初めて。三井造は新造船需要の低迷やコスト競争力に勝る中国勢や韓国勢に対抗するには、単独では難しいと判断した。
三井造は4月1日付で純粋持ち株会社制に移行し、造船事業を分社する。新会社の事業を早期に軌道に乗せるため、常石造との業務提携を選んだ。三井造の造船事業は2018年3月期まで3期連続の営業赤字を見込み、体質改善が急務。海外に造船拠点を持つ常石造の高いコスト競争力は、三井造にとって現状打破の特効薬になり得る。
常石造は中国やフィリピンで新船の建造、パラグアイで船舶修繕を手がける。また常石造はバラ積み貨物運搬船(バルクキャリア)に強く、三井造も同型船は...
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(2018/2/2 05:00)
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