- トップ
- 化学・金属・繊維ニュース
[ 化学・金属・繊維 ]
(2018/2/2 05:00)
旭化成は2021年度をめどに、欧州で低燃費タイヤ向け合成ゴムを生産する方針を固めた。新工場建設を軸に検討しており、総投資額は最大で400億円の見込み。欧州のタイヤ大手との取引が増えていて、安定供給や共同研究などのニーズが高まっている。同ゴムはタイヤの軽量化にもつながるため、多くの電池を搭載する電動車シフトも追い風となる。JSRも18年度にハンガリー工場を稼働する。域内の需要は拡大しており、旭化成は初の欧州生産に踏み切る。
旭化成は18年度中に投資を最終判断する。同社は低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S―SBR)の世界最大手。欧州初となる新工場は原料のブタジエンを調達しやすいオランダやベルギーを候補に立地を選定している。
21年度までにまず年産5万トンのプラントを建設する。その後の需要に合わせて同5万トンのプラントを増設して、合計で同10万トンの工場にする計画だ。総投資...
(残り:395文字/本文:795文字)
(2018/2/2 05:00)
※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。