(2018/2/2 05:00)
三井物産が2日発表した2017年4―12月期連結決算(国際会計基準)は、石炭や鉄鉱石など資源価格の上昇による、豪州石炭・鉄鉱石事業や、LNG事業の配当金の増加などが業績を押し上げ、当期利益は前年同期比63・6%増の3768億円と大幅増益となった。このほか、米国の税制改正による評価性損益なども影響し、当期利益は国際会計基準導入以降、過去最高となった。
事業部門別では、金属資源が同2.3倍の2293億円と大きく利益を伸ばしたほか、機械・インフラも英国の揚水発電所の売却益などで同52.2%増の790億円と業績をけん引した。
これに伴い、18年3月期の業績見通しを上方修正し、当期利益を従来予想の4000億円から4400億円に引き上げた。当期利益は通期としても過去最高となる見通し。
(2018/2/2 05:00)