[ 政治・経済 ]
(2018/2/4 07:00)
ニューヨーク市警の警官の制服の胸の部分に装着された小型カメラ(EPA=時事)
【ニューヨーク時事】米警察の中では最大の規模を誇るニューヨーク市警が、パトロールに出る全警官への小型カメラ装着を予定より前倒しし、年内に完了させる方針を発表した。当初は2019年に完了させる計画だったが、1年早める。デブラシオ・ニューヨーク市長は「前倒しによって、市はより公平になり、警察と地域社会との間の信頼醸成にも役立つ」と強調した。
中西部ミズーリ州ファーガソンで14年、黒人の少年が白人警官に射殺された事件などを受け、全米で警官による過剰な暴力に対する抗議デモや議論が活発化した。ニューヨーク市警は、警察活動の透明性を高めるため、警官の制服に装着できる小型カメラの導入を決めた。
(2018/2/4 07:00)