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[ 自動車・輸送機 ]
(2018/2/7 17:00)
デトロイトショーで公開されたGMのピックアップトラック(新型シボレー「シルバラード」、ブルームバーグ)
【ニューヨーク時事】6日までに出そろった米自動車大手2社の2017年10-12月期決算は、米税制改革に絡んだ費用に圧迫されゼネラル・モーターズ(GM)が前年同期比で赤字に転落した一方、前年同期に巨額の特別損失を計上したフォード・モーターが黒字化し、明暗が分かれた。
GMの純損益は、欧州市場からの撤退の影響を除いた継続ベースで、48億7400万ドル(約5300億円)の赤字。税制改革関連での73億ドルの費用計上が響いた。ただ、自動車事業自体は稼ぎ頭の北米を中心に好調。利幅の小さいセダンの販売を絞り、高価格の小型トラックに注力したことが奏功した。
年金会計の変更に伴う費用計上で前年同期に赤字となったフォードの純損益は、24億900万ドルの黒字に転換。ただ、地域別では主力の北米で2桁減益となったほか、欧州や南米、アジア太平洋も軒並み振るわなかった。
(2018/2/7 17:00)