[ ICT ]
(2018/2/8 12:00)
【ニューヨーク時事】ソフトバンクグループが、スイス再保険大手スイス・リーへの出資に向けて交渉していることが、7日明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、株式の最大3分の1を買い取る方向で、取得額は100億ドル(約1兆900億円)以上になる可能性があるという。
スイス・リーは声明で、ソフトバンクが少数株主になる可能性をめぐり「予備的な交渉」を進めていると表明。一方で「交渉は極めて初期段階にある」として、出資条件や合意の成否などについて「確実なことは何もない」と述べた。
同紙によると、スイス・リーの経営陣がここ数週間に日本を訪れ、孫正義会長兼社長を含むソフトバンク幹部らと面会した。資金をソフトバンクが出すのか、同社がサウジアラビア政府などと設立した10兆円規模の投資ファンドから拠出するのかは不明だとしている。
(2018/2/8 12:00)