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[ 金融・商況 ]
(2018/2/13 05:00)
東京海上ホールディングス(HD)がM&A(合併・買収)で海外事業を拡大している。世界的な気候変動の極端化や、人口減少による地方の過疎化、新テクノロジーの発達によるビジネスモデルの変化といった損害保険事業のリスクを乗り越えるため、地域的・事業的にポートフォリオを拡大。社長の永野毅は「自分自身を壊せなければ、生き残れない」と考え、大胆な改革に挑んでいる。
■139年首位、さらに成長
【支払い増加】
損保は、地震や台風など天災によって業績が大きく変動するビジネスだ。保険金の支払額は年々増大。業界全体で1986年度は約2兆円だったが、2016年度は約4兆8000億円に拡大した。近年は大雨や豪雪など気候変動の極端化が進んでおり、今後も支払いが増加し続けると危惧されている。
人口減...
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(2018/2/13 05:00)
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